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サプライチェーン

信頼は、ジュエリー業界や時計業界にとって非常に重要なものです。宝石の品質や来歴、作品の美しさやオリジナリティ、職人技の卓越性、技術的性能の 水準、優れたサービス、そして社会的・環境的責任に関する管理といった各分野において、信頼とは、カルティエとその顧客をつなぐ絆を意味します。

カルティエのコーポレート・レスポンシビリティ・ポリシーは、わが社の倫理面、社会面、環境面におけるコミットメントを表明するものです。また、バリューチェーンの初めから終わりまで、すべての製品ラインを通して、わが社の全社員およびすべての納入業者が継続的前進の精神を共有し、共に取り組む方法を示しています。

納入業者の監査プログラム


カルティエは事業パートナーに対し、わが社と取引を行う条件として、我々が定める高い基準を遵守するよう要請しています。わが社のサプライチェーンにおける実質的な遵守については、2007年に導入した包括的な監査プログラムによる監視が行われます。

コーポレート・レスポンシビリティ・ポリシーに関する監査は、独立した国際企業によって実施されます。この監査プログラムは、納入業者の倫理、社 会、環境パフォーマンスを評価する広範な基準に基づき、原料から製造、包装、店舗什器まで、さまざまな事業分野の全製品ラインを対象とするものです。納入 業者とのパートナーシップ精神に基づき、最善慣行の共有を通じて継続的改善プロセスを奨励することを目的として開発されました。カルティエはこうした精神 の下、妥協を許さない卓越性を追求するため、外部納入業者だけでなく、わが社の製造拠点に対しても同様の監査を行っています(最初に自社製造拠点、次に2011年より納入業者の監査を実施)。

「サプライチェーンの透明性に関する法律」

2010年に米国カリフォルニア州で成立し、2012年1月1日より施行された「サプライチェーンの透明性に関する法律(SB 657)」は、奴隷や人身売買問題への取り組みに関する、製造業者および小売業者による情報開示を促進するものです。この法律により、消費者はより優れ た、より多くの情報に基づいて購入製品や支持企業を選べるようになります。

カルティエはわが社の納入業者に対し、我々のコーポレート・レスポンシビリティ・ポリシーを遵守するよう要請します。わが社のコーポレート・レスポンシビリティ・ポリシーには、次の内容が含まれます。

  • 我々は「世界人権宣言」により定められている基本的人権および個人の尊厳を信じ、尊重します。
  • 我々は児童就労を許しません。
  • 我々は強制労働を利用することも、従業員とその家族の活動の自由を妨げることも許しません。

カルティエの納入業者は、強制労働をはじめとした社会的適合性や規制遵守問題に関する完全な評価を行う、独立した第三者による監査の対象となります。