デザイン・ミュージアム - ロンドン
建築家ノーマン・フォスター氏がキュレーターを務め、カルティエの独創的なウォッチメイキングをデザインの視点から掘り下げた『CARTIER IN MOTION』(カルティエ イン モーション)が5月25日から7月28日まで開催されました。 カルティエのウォッチメイキングとモダンな腕時計の発明の歴史を語るにあたり、フォスター氏は、20世紀初頭の社会の大転換が重要な役割を果たしたことに着目しました。この展示会では当時の、激変する芸術、建築、旅行、そしてライフスタイルに、新しい世界の輪郭を垣間見ることができました。
170点の展示品には、「カルティエ コレクション」の作品の他に、モナコ公国コレクション、ル・ブルジェ空港の航空宇宙博物館、ロックフェラー・センターから貸与された作品が含まれました。カルティエ アーカイヴから発見されたスクラップブックの抜粋からは、展示品の背景にあるメゾンのデザイナーによる考案の過程にも思いをめぐらすことができました。
展覧会は、次の6つのメインテーマで構成されました。
- パリの進化とカルティエ独自のフォルムへの影響
- ルイ・カルティエとサントス=デュモンを始めとする時代の先駆者との交流
- 現代の腕時計の誕生
- 戦後の豪奢なライフスタイルに合わせてデザインされた日常と洗練のアクセサリー
- カルティエの時計デザインの進化
- ミステリークロックとスケルトン ムーブメントに見るカルティエのクラフツマンシップ
