ル ヴォヤージュ ルコマンセ

ル ヴォヤージュ ルコマンセ

まるで航海のようなこの旅で、メゾンのサヴォアフェールと創作領域は新たな光のプリズムで見直されました。

コレクションの世界

光輝く素材

カルティエでは、洗練されたライン、フォルムとボリュームのバランス、遊び心のあるプロポーションの調和のなかに、すべてが存在します。強いビジョンこそが、光輝く立体構造の誕生を司るのです。

エグジミス リング

ボリューム感あふれるリングの中央に輝くのは、菱形で4.15カラットの、たぐい稀なブラウンイエロー ファンシーダイヤモンド。このセンターストーンの周りには、三角形のホワイトダイヤモンドがシンメトリーに配され、フラクタル構造を成します。

オンデュル リング

感情も崇高な直観もストーンから生まれます。0.92カラットの卓越したグレーバイオレット ダイヤモンド。希少な色調と大きな存在感を放つこのストーンを、カルティエはミニチュア建築のような構図の中心に据えました。それを囲むようにハーフムーンのダイヤモンドが輝きを拡散し、ミステリアスな光の環がフォルムと輝きを引き立てます。

サマ ネックレス

ダルヴィーシュというイスラム神秘主義の修道僧がまとう僧服に着想を得たこのネックレスは、動きのないものに生命を吹き込みます。19.27カラットのスリランカ産サファイアを中心に、インパクトの強い構図を配することで、はっとするような動きの感覚を生み出しました。

気品あふれる幾何学模様

幾何学模様とコントラストは、カルティエ スタイルを構成する大切な要素です。この2つの要素は、シンメトリーやアシンメトリーといったフォルムとモチーフ、そして強いコントラストのもとに成り立ちます。

ミラッジョ ネックレス

すべては一列に並ぶスリランカ産サファイアから始まりました。サファイアとエメラルドのモチーフで構成された格子が動的な効果を演出し、全体の色調には、ルイ・カルティエが「ピーコックパターン」と呼んだブルーとグリーンの配色が取り入れられています。

ヴェスプロ ネックレス

ストーンがリズムとコントラストを生み出します。ルビー、ターコイズ、スピネル、ガーネットが響き合い、緊張感のある幾何学模様と丸みを帯びたビーズに均整美をつくり出しています。

クロストラ ネックレス

クロストラ ネックレスが引き立てるのは、全体を構成するシールドカット ダイヤモンドであり、なかでも、4.02カラットの1石はひときわ目を見張ります。遠近感と立体感によって随所で光が拡散。幾度となく再解釈されてきたメゾンを象徴するコントラストを表現すべく、オニキスは透かし模様やダイヤモンドと交互に配されています。

ベイロン ブローチ

カルティエの作品にたびたび登場するドラゴンが、たてがみから鱗、そして細い四肢に至るまで、力強いエネルギーをみなぎらせ、そのパワーを写実的なデザインがいっそう強めています。30.11カラットの八角形のトルマリンの上に鎮座するドラゴンは、その足に1石のイエローダイヤモンドをつかんでいます。

ドアラ ネックレス

ムガル帝国時代の伝統的なジュエリーを称えるリバーシブルのネックレス。ひとつの面はダイヤモンドと彫刻を施したロッククリスタルが輝きを放ち、その反対面は、レッド、グリーン、ブルーというカルティエの代表的な配色がラッカーで施されています。中央には、オーバルシェイプのダイヤモンドが3石配され、どちらの面にもその姿を披露します。

パンジャラ ネックレス

光と影、密と空を用いて光の戯れを演出するこのクリエイションは、イスラム芸術とムシャラビエにオマージュを捧げます。センターストーンにはシールドカット ディープファンシー イエローブラウン ダイヤモンドがあしらわれ、ネックレスのデザインにリズムを添えています。

ジリ ネックレス

このネックレスは、カルティエ スタイルの基盤にあるイスラム芸術とイスラム建築の壮麗さを、洗練されたグラフィカルな解釈で表現しています。ザンビア産のエメラルドと、クリエイションに合わせてカットしたターコイズが絶妙な力強さでハーモニーを演出し、その強い印象をいっそう引き立てています。センターのペンダントは、ブローチとしても身に着けることができます。

あるがままに

カルティエが描く自然には、ロマン主義的な表現もわざとらしさもなく、写実主義から様式化、さらには抽象化した表現まで、カルティエの個性が色濃く凝縮された世界が広がります。

ピネアス ネックレス

これは松かさでしょうか、それとも藤の花でしょうか。左右非対称に垂れ下がるネックレスに、ピンクゴールドにパヴェセッティングを施したうろこ状のモチーフが連なり、先端には見事な六角形のコロンビア産エメラルド(合計25.84カラット)が2個配されています。カルティエの伝統である形を変えるジュエリーを受け継ぎ、このたぐい稀な宝石は取り外してイヤリングとして身に着けられます。

ディストリジア ネックレス

このネックレスの始まりは、13.78カラットの変形六角形ファンシーイエローブラウン ダイヤモンドでした。そのフォルムからネックレスはアシンメトリーに仕上げられており、そのデザインはひとつひとつの宝石に合わせてカットしたホワイト、ピンク、ブラウンのダイヤモンド、ラピスラズリ、オブシディアン、サファイア、アメシストから構成されています。

パンテール ジブレ ネックレス

カルティエの象徴であるパンテールを再解釈したこのネックレスは、様式化と具象化を融合しています。写実的に表現されたヘッドは、オニキスの斑点でピクセルとして表現した毛並みと対比されています。そして中央には合計20.33カラットの3つのアクアマリンがあしらわれています。

世界のジュエリー

カルティエはいつの時代も、世界のさまざまな文化に好奇心を向けてきました。異国への憧れや好奇心は、代々受け継がれてきた遺産とも言えるでしょう。