Cartier, Crystallization of Time

カルティエ、時の結晶

Crystallization of Time Nikkei

《リング》
カルティエ、2013年
ゴールド、ダイヤモンド、ブラックラッカー
個人蔵 Yuji Ono © Nikkei_Cartier 2019

常に時代の声に耳を傾け感知するセンス、開かれた精神と本質的な美に対する究極のこだわりを追求する姿勢、それはカルティエの創造的なヴィジョンであり、過去、現在、未来のどの断面を切り取ってみても必ず現れる、時を超えて脈々と流れる普遍的なカルティエの本質です。カルティエは常に時代時代で新しい創造に挑み、また同時に一貫したスタイルや多様なインスピレーションの根源を見せてくれます。カルティエは常に新しく革新的で、同時に常に普遍的であると言えるでしょう。

こうしたカルティエの創造を表現するために、時を超えて作品の中で永遠性を得た美を、今回の展覧会の基本に置きました。そして、展示する作品も1970年代以降の現代的な作品を中心に据えながら、時代を自由に超えて、紐解けば辿れるいくつもの創造の糸を配置しました。

そして会場構成を手がけるのは新素材研究所 / 杉本博司+榊田倫之。

「旧素材こそ最も新しい」という理念のもと、伝統的な職人の技術と最新技術とを融合させ現代的なディテールで仕上げる彼らのデザインが、「時」を意識し回遊する展示空間を創出し、新たな鑑賞体験を提示します。

本展では、「時間」を軸に、「色と素材のトランスフォーメーション」「フォルムとデザイン」「ユニヴァーサルな好奇心」という3つの視点から、カルティエのイノヴェーションに満ちたデザインの世界を探求します。壮大な時間を経て生成され奇跡的に見出された宝石と、世界各地の文化や自然物など万物から着想を得たデザインが、卓越した職人技術によって結実したカルティエの宝飾。それは世界の縮図であり、地球や文明との時空を超えた対話であるといえるでしょう。過去、現在、未来という時間を自由に往来し、素材に秘められた可能性を探求することによって、色彩や線、フォルムなど、伝統を継承しつつも常に宝飾界に新しい風を吹き込み続けるカルティエの想像力に満ちた美の秘密を紹介します。

 

展覧会名:カルティエ、時の結晶
会 期:2019年10月2日(水)–12月16日(月)
会 場:国立新美術館 企画展示室2E(東京都港区六本木7-22-2)
主 催:国立新美術館、日本経済新聞社
特別協力:カルティエ
後 援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
協 賛:大成建設、山元
協 力:川島織物セルコン、宇都宮市/大谷石材協同組合、ザ・ユージーン・スタジオ
会場構成:新素材研究所

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